23日朝の剱岳山頂は快晴、気温10.4℃、体感は8.2℃。風は弱く突風も8.8m/sに留まっている。日中はさらに気温が上昇し、12時には14.9℃まで上がる予報で、快晴が続く見込みだ。視程は20km以上と良好で、雄大な展望が期待できる。山麓との気温差は約5.5℃。行動中は快適なコンディションだが、稜線や岩場での停滞時には体感が下がるため、防寒対策は怠らないこと。

地面コンディションは、降水がなく積雪もないため、岩稜は全体的にドライな状態だ。しかし、カニのタテバイやヨコバイ、別山尾根・早月尾根といった鎖場では、ドライであっても足元に十分な注意を払う必要がある。この時期は落石のリスクも日本最多級に高まるため、ヘルメットは必携。先行者との間隔を十分に保ち、落石を誘発しない慎重な行動を心がけたい。

レイヤリングとしては、速乾性のベースレイヤーにフリースなどのミッドレイヤー、そして防風防水のアウターシェルが基本となる。休憩時や早朝の行動に備え、薄手のダウンジャケットや化繊綿ジャケットを携行すること。アイゼンやチェーンスパイクは、現在のデータでは不要と判断するが、日陰に残る万年雪渓などでは滑りやすいため、足元には常に警戒すること。雷のリスクは低く、強風も予測されていないが、15時以降は降水確率が30%台に上がるため、念のため雨具は必ず携行したい。夜間は気温が9℃台まで下がるため、停滞する場合は厳重な防寒着が必要となる。