今日の羅臼岳は穏やかな曇天で推移する。山頂の現況は11.7度、体感10.7度。山麓標高219.77m地点との気温差は8.3度と大きく、標高が上がるにつれて体感温度は下がる。日中の風は弱く、視程は20km以上と良好に保たれる見込みだ。羅臼コースや岩尾別コースからの登高は、比較的快適に進められるだろう。

地面は基本的にドライだが、湿度が高いため樹林帯や沢沿いではウェットや泥濘箇所がある。夏期限定登山とはいえ、山頂付近では海風による濃霧が急発生し、体感温度を急降下させる場合がある。常に防寒着を携行し、休憩時はすぐに着用すること。体感気温10度台前半に合わせたベースレイヤー、ミッドレイヤー(フリース等)、防水防風のアウターは必須だ。携行装備として手袋や帽子も欠かせない。

今日は雷や強風のリスクは低い。しかし、羅臼岳は世界自然遺産のヒグマ生息地であることを忘れてはならない。フードロッカーの利用はもちろん、熊鈴や熊スプレーなどの対策装備は必携だ。視程が20km以上と開けている今のうちに、知床連山や海岸線の展望を楽しんでほしい。日没後にかけて気温は徐々に低下し、翌早朝には6.8度まで冷え込むため、宿泊を伴う場合は十分な防寒対策が必要となる。