現在の剱岳山頂はほぼ晴れだが、視程は1km未満と低い。山麓は晴れているものの、稜線付近は雲の中にある状態だ。午前中の気温は10℃台前半で推移するが、昼頃から強い霧雨となり、降水確率は88%に達する。濡れた岩場での行動には十分な注意が必要となる。
特にカニのタテバイやヨコバイ、別山尾根の鎖場といった急峻な岩稜帯では、岩が濡れることで足元が滑りやすくなる。視程不良と相まってルートファインディングも困難になるため、通常以上に慎重な行動が求められる。剱岳は日本最多級の落石・滑落リスクを抱える山域であり、濡れた岩場ではその危険性が一層高まる。ヘルメットは必携だ。
体感気温は10℃前後で大きな低下はないが、霧雨で体が濡れると体感温度は下がり冷えを感じやすい。速乾性ベースレイヤー、フリース等のミッドレイヤー、そして防水透湿性のアウターレイヤーを適切に組み合わせ、低体温症を防ぐためにも体温維持に努めること。雷や強風のリスクは低いが、濡れた岩場での滑落には常に警戒が必要だ。
午後の遅い時間帯には霧雨は収まり、ほぼ晴れの予報だが、視程の回復は緩やかだろう。日没までの行動時間と体力を考慮し、無理な行動は避け、安全第一で行動すること。
富山県
剱岳
Mt. Tsurugi
2026年7月18日 06:54 更新
視界不良の岩稜帯 昼には霧雨となる
Limited Visibility on Ridge. Expect Light Rain by Noon. Exercise Caution.
現在の気象状況 — Current Conditions
▲ 山頂エリア (Summit)
気温 Temp
+10.4°C
風速 Wind
0.6m/s
SW
天候 Weather
🌤️ ほぼ晴れ
体感 Feels Like
+9.7°C
▼ 登山口・山麓エリア (Base)
気温 Temp
+15.9°C
風速 Wind
0.6m/s
SW
天候 Weather
🌤️ ほぼ晴れ
標高 Altitude
2,097m
山頂の3時間予報 — Summit Forecast
09:00
+12°C
0.3m/s
S
💧 0mm
(27%)
12:00
+12°C
1.3m/s
WNW
💧 1mm
(88%)
15:00
+12°C
1.3m/s
WSW
💧 0mm
(98%)
18:00
+11°C
0.5m/s
SSE
💧 0mm
(92%)
21:00
+10°C
1.5m/s
SSE
💧 0mm
(6%)
00:00
+9°C
0.9m/s
SSW
💧 0mm
(0%)
03:00
+9°C
1.3m/s
SSW
💧 0mm
(0%)
気象分析 — Analysis Report
日本語
コンディション概ね良好 — 通常の山岳安全対策を実施すること
English
Conditions generally good — Conduct standard mountain safety measures
Current conditions at Mt. Tsurugi summit show mostly clear skies, but visibility remains poor, less than 1km. While the base is clear, the ridge area is enveloped in clouds. Morning temperatures hover around 10 degrees Celsius, but strong drizzle is expected by noon, with an 88% chance of precipitation. Extreme caution is advised when navigating wet rock sections.
Specifically, on steep rocky sections such
Specifically, on steep rocky sections such
山岳ガイド — Mountain Guide
概要 Overview
富山県東部にそびえる標高2,999mの岩峰。「岩と雪の殿堂」と称される日本三大岩場のひとつで、その威容と難ルートから多くの登山者の憧れとなっている。明治時代の初登頂時には信仰登山者の遺物が発見された逸話を持つ。
特徴・地形 Features
急峻な岩壁、痩せた岩稜、雪渓が連続する難ルート。前剱・カニのタテバイ・カニのヨコバイなど核心部は鎖場・梯子の連続。一般ルートでも岩稜歩行に慣れていることが前提となる。
ベストシーズン Best Season
7月中旬〜9月中旬が一般登山シーズン。残雪・積雪期は本格的なアルパインクライミング装備と技術が必要。
主要ルート Main Routes
別山尾根(最も一般的)、早月尾根(最長・標高差2,200m)、源次郎尾根・八ツ峰(バリエーション)。
注意点・危険箇所 Cautions
落石・滑落事故が日本山岳遭難の中でも特に多い山。ヘルメット必携。混雑時の渋滞、雷雨・濃霧での行動は厳禁。
アクセス Access
立山黒部アルペンルートで室堂入山、剱沢経由で別山尾根へ。早月尾根は馬場島が起点。
※ 本ガイド情報は一般的な参考資料であり、最新の登山道状況・規制情報は各自治体・登山口の公式情報をご確認ください。