終日、弱いにわか雨から霧雨が続く見込み。午前7時時点の山頂は気温10.7℃、体感10.1℃。日中も11℃台で推移するが、湿度は95%と高く、降水が続くため体感温度は表示よりも低く感じられるだろう。山麓との気温差は7.2℃あり、山頂での低温と雨による低体温症リスクは高い。

地面は終日ウェットから泥濘状態が続く。特に北沼や南沼の天空湿原では足元がぬかるみ、岩稜帯は濡れて滑りやすい。転倒に十分注意が必要だ。視程は現況4.2kmだが、降水が続くことで濃霧発生の可能性は高い。トムラウシ山は濃霧での道迷いリスクが高い山域であり、特にロックガーデンや広大なハイマツ帯ではルーファイに細心の注意を払うこと。2009年遭難事故のような気象急変の兆候はないが、本州3000m級に匹敵する気象条件であることを常に意識すること。

必要な装備として、吸湿速乾性のベースレイヤー、フリース等のミッドレイヤー、そして防水透湿性のレインウェア上下は必須。休憩時には薄手ダウンや化繊綿の保温着で体温維持に努めること。防水手袋や帽子も有効だ。アイゼンやチェーンスパイクは不要。風は比較的穏やかだが、体が濡れることによる低体温症リスクが高い。この状況下での日帰り困難なロングコースは高リスクと判断する。体調や経験を考慮し、無理な行動は避けるか、日程の変更を強く推奨する。