午前7時45分現在、北岳山頂は薄曇り、気温6.1℃、体感は4.7℃まで冷え込んでいる。視程は1km未満と低い。山麓広河原はほぼ晴れだが、山頂との気温差は8.6℃と大きく、標高差による環境変化を強く意識すべきだ。

午前中は薄曇りから曇りで推移するが、正午にかけて雲が厚くなり、午後3時には弱い霧雨が降り出す予報。気温は日中7℃台から8℃台で推移するが、風速0.41m/s程度の微風でも体感は5℃台まで下がる場面がある。降水量は少ないものの、湿度94%と霧雨により、地面は全体的にウェットな状態となる。八本歯のコル付近の岩場は濡れており、滑落リスクが普段より高まるため、慎重な足運びが求められる。

今日の行動には、ベースレイヤーに加え、薄手のフリースなどのミッドレイヤー、そして防水透湿性のあるアウターが必須だ。雨具は必ず携行し、手袋やニット帽も用意すること。積雪やアイスバーンの心配はないが、濡れた岩場でのグリップを考慮し、ソールがしっかりした登山靴を選ぶこと。雷や強風のリスクは低いが、低体温症の危険性は常に存在する。午後の霧雨で体が濡れると体温が奪われやすい。早めの行動開始と、難所通過は午前中の視界が比較的良好なうちに済ませるのが賢明だ。

夕方以降も弱い霧雨が残り、夜間は気温が5℃前後まで低下する。視界も回復しにくいだろう。行動計画は、日中の視界不良と濡れた路面を前提に、余裕を持ったものとするべきである。