午前7時の羅臼岳山頂は曇りで視程1km未満、気温4.5℃、体感2.3℃と低い。山麓との気温差は11.2℃あり、標高差による急激な環境変化に注意が必要だ。しかし、日中にかけては薄曇りから快晴へと天候は回復し、気温も9.6℃まで上昇する見込み。風は終日穏やかで、最大突風も9.3m/sに留まるため、稜線での行動も比較的安定するだろう。

主要ルートは積雪がなく、降水もないため概ねドライだが、湿度が高いことや早朝の気温を考慮すると、日陰や岩尾別コースの沢筋などでは湿った箇所や泥濘が残る可能性がある。残雪は主要な夏道上には見られないものの、北斜面の窪地には一部残っている可能性も考慮し、状況によってはチェーンスパイクの携行も検討する。

現在の山頂付近の視程不良は、海風による濃霧の影響と考えられるが、予報通り日中にかけて視界は回復し、知床連山の雄大な景色が楽しめるだろう。ただし、世界自然遺産である羅臼岳はヒグマの生息地であり、活動が活発な時期だ。行動食やゴミの管理を徹底し、フードロッカーの利用を怠らないこと。単独行動は避け、複数人で行動することで遭遇リスクを低減してほしい。低体温症のリスクは早朝の体感2