現在の富士山頂は雨、気温2.2℃、体感-2℃。突風は24.9m/sを記録し、視程は1km未満の濃いガスに包まれている。午前9時には突風が26.8m/sまで強まる予報。独立峰である富士山は、森林限界以上の遮蔽物のない斜面では風の影響をまともに受ける。この強風と視界不良の状況下で行動することは極めて危険である。

火山礫の急登は雨で泥濘化し、滑落や落石のリスクが増す。夏山シーズンとはいえ、標高3766mの山頂付近は気温が低く、体感は氷点下。山麓との気温差は-14.9℃に達する。雨と強風が重なることで低体温症のリスクが著しく高まる。ベースレイヤーは速乾性、ミッドレイヤーは保温性の高いフリースやダウン、アウターは防水透湿性のシェル上下を必ず着用すること。防水手袋、防水帽子も必須装備である。

午後にかけて降雨は弱まる予報だが、視界不良と強風は継続する。本日の日中の登山行動は推奨できない。夕方以降は雨が止み、夜半には気温が氷点下まで下がり、風も弱まる見込み。夜間は視界が回復し星空が見える可能性もあるが、引き続き厳重な防寒対策は怠らないこと。