山頂は現在強い雨、気温14.8℃で体感は14.4℃。視程は1km未満の濃霧状態。山麓の淀川登山口付近も強い雨が続き、山頂との気温差は約3℃。日中にかけても強い雨が断続的に続き、特に午前9時頃には時間降水量が10mmに達する見込み。突風も16m/sを超える可能性があり、濡れた体への風は体感温度をさらに低下させる。

宮之浦岳は異常な多雨地帯であり、この継続的な雨量では沢の急増水が避けられない。特に淀川登山口からのルートでは、渡渉箇所での危険が増大する。花之江河湿原付近を含め、視界不良による道迷いのリスクが極めて高い。GPSと地図の併用は必須だが、この条件下での行動は経験者でも困難を極める。地面は常にウェットで泥濘状態。岩稜も滑りやすい。

低体温症のリスクは非常に高い。気温は14℃台だが、強い雨と湿度の高さ、そして風により体は急速に冷える。速乾性ベースレイヤー、保温性ミッドレイヤー、完全防水透湿性のアウターウェア上下は必須。休憩時は行動着の上からさらに保温着を羽織るなど、濡れない、冷やさない対策を徹底すること。アイゼンやチェーンスパイクは不要。雷の予報はないが、多雨地帯では局地的な雷雨の発生も考慮に入れる。

夜間にかけても雨は継続し、強い時間帯もある。視界の回復は見込めず、沢の増水も続く。長距離アプローチのこの山域で、このコンディションでの入山は厳に控えるべき状況である。