旭岳山頂周辺は日中を通して霧雨が続き、視界不良となる。現在の視程は1.7kmだが、降水によりさらに悪化する見込み。登山道はウェットから泥濘状態となり、特に岩場や木道では滑りやすい。慎重な足運びが求められる。

気温は日中10℃前後で推移するが、湿度90%を超える霧雨により体感温度は低く感じる。速乾性ベースレイヤーの上に薄手のフリースやウールセーター、そして完全防水のレインウェア上下を必ず着用すること。濡れると一気に体温が奪われるため、予備の防寒着も携行したい。

特に噴気孔群(地獄谷)周辺では、視界不良時の登山道からの逸脱は、有毒ガスや熱湯噴出のリスクを招く。高山植物群落の木道も滑りやすい箇所が多いため、転倒に十分注意すること。今日の状況では、無理な山頂アタックは避けるべき。

強風のリスクは低いものの、霧雨と低温により低体温症の危険がある。体が濡れて冷えを感じたら、早めに引き返す判断が命を守る。夜間にかけて気温はさらに下がるため、日中の行動に留め、余裕を持った計画と装備で臨むこと。