今日の北岳は、日中を通して風が穏やかで、高山らしい冷涼な一日となる。午前中はほぼ晴れだが、午後にかけて曇りへと移行する見込みだ。山頂の気温は5℃前後で推移し、風速も弱いため、行動自体はしやすい。しかし、観測時刻には視程が1km未満となっており、雲の中に入る可能性もあるため、視界の変化には常に注意が必要だ。山麓との気温差は10℃以上あり、体感は大きく異なる。

地面は降水がなく、積雪もないため、基本的には岩稜露出とドライな状態が続く。ただし、白根御池ルートのような日陰や谷筋には湿った箇所があるかもしれない。特に八本歯のコル付近の岩場では、視界不良と相まって足元が滑りやすくなる危険があるため、慎重な行動が求められる。アイゼンやチェーンスパイクは不要だが、雨具は必携とする。

標高3171mでの体感気温は2℃と低く、日中も適切な防寒対策が必須だ。ベースは吸湿速乾性、ミッドはフリース、アウターは防風防水シェルを基本とする。さらに休憩時や急な冷え込みに備え、厚手のダウンジャケットやフリースを携行すること。手袋や帽子も忘れずに。雷や強風のリスクは低いが、低体温症には引き続き警戒が必要だ。夜間から翌早朝にかけては気温がさらに低下し、24日03時には氷点下に達する予報だ。宿泊者は十分な保温着と寝具で備えること。