午前8時現在、トムラウシ山頂は曇り、気温8.9℃。体感は7.5℃と肌寒い。風は0.54m/sと穏やか。山麓との気温差は7.6℃ある。午前中は弱い霧雨が断続的に予想され、12時には降水確率71%となる。地面は既にウェット状態であり、ロックガーデンなどの巨岩帯は滑りやすくなっている。

午後15時には雷雨となり、降水確率は96%に跳ね上がる。気温は9.1℃だが、雨と濡れにより体感はさらに低下する。2009年遭難事故の気象急変のように、トムラウシでは本州3000m級相当の急激な天候悪化が起こり得る。午後からの雷雨は非常に危険なため、日中の行動は午前中で切り上げるべきだ。特にトムラウシは日帰り困難なロングコースであり、雷雨の中での行動は遭難に直結する。

予報期間中には6℃の急激な気温低下が見込まれる。15時の雷雨後、18時には7℃、夜間は5℃まで冷え込む。行動中の急変に備え、完全防水のレインウェア上下、防寒着(ダウンまたは化繊中綿)、速乾性ベースレイヤー、薄手のフリースを携行すること。雷鳴が聞こえたら直ちに稜線や開けた場所から離れ、引き返しの判断を早める。地面は泥濘が予想されるため、防水性の登山靴は必須だが、アイゼンやチェーンスパイクは不要だ。