現在、富士山頂は曇り、気温は氷点下5.8度、体感はマイナス11度まで冷え込んでいる。山麓との気温差は14.7度にも及び、標高差による厳しい環境が顕著だ。午前9時には突風が17.6メートル毎秒に達する予報で、体感はさらに下がり、マイナス17度前後となる可能性が高い。森林限界以上の遮蔽物のない斜面では風の影響を直接受け、低体温症のリスクが極めて高い。

地面は積雪がなく火山礫の露出が主だが、日中を通して気温が氷点下で推移するため、吉田口や富士宮口といった主要ルートの火山礫の急登では凍結箇所が発生している可能性が高い。軽アイゼンまたはチェーンスパイクの携行は必須。防水透湿性のレインウェアも防風・防寒着として不可欠だ。

午後にかけて風はやや弱まるが、依然として氷点下の気温が続く。視程は1.9キロメートルとやや悪く、ホワイトアウトには至らないものの、強風と相まって行動の妨げとなる。このコンディションでの登山は極めて危険であり、無理な行動は避けるべきだ。