ニセコアンヌプリ山頂は現在、気温1.7℃、体感-4.3℃。山麓ゲレンデベースとの気温差は6℃あり、山頂では風速6.84m/s、突風20m/sを観測している。日中は弱い霧雨が続き、9時には1.6℃、12時には3.9℃まで気温は上昇するが、風速は7.23m/s、突風は20.7m/sに達する見込みだ。積雪は0cmのため、地面は霧雨によりウェットから泥濘状態となる。スリップに十分注意が必要だ。

特にニセコアンヌプリの稜線は、終日南東からの強風に晒される。現況で突風20m/s、日中にかけて20.7m/sの突風が予想されており、これは行動困難、転倒、滑落のリスクが非常に高い状態だ。北西斜面ゲレンデから稜線へ出るルートを計画している場合は、強風による体温低下とホワイトアウトに近い状況になる可能性も考慮し、行動を控えるべきだ。

雷のリスクは低いが、体感温度が氷点下を推移し、霧雨で体が濡れるため低体温症に厳重な警戒が必要となる。レイヤリングは、速乾性のベースレイヤー、保温性の高いフリースや薄手ダウンのミッドレイヤー、そして上下ともに防水防風性のアウターシェルを必ず着用すること。手袋と帽子も防水防風タイプを選び、身体が濡れることを防ぐ。アイゼンやチェーンスパイクは不要だが、滑りやすい泥濘路面に対応できる防水性の登山靴が必須だ。

夕方から夜間にかけても弱い霧雨は断続的に続き、風は徐々に弱まる予報だが、気温は2〜3℃台で推移する。日中の行動を終え、安全な場所で撤退判断をすることが賢明だ。