現在の富士山頂は薄曇りで視程1km未満。気温は-3.8℃、体感は-7.4℃まで冷え込んでいる。日中を通して気温は氷点下で推移し、午後12時頃には一時的に弱い雪が降る可能性もある。終日体感気温は-7℃前後となる見込みだ。

5合目から始まる火山礫の急登では、低温と湿度96%の影響で路面が凍結している箇所がある可能性が高い。特に日陰や風衝地では滑りやすいため、チェーンスパイクや軽アイゼンを携行し、必要に応じて装着すること。登山道での落石にも注意が必要だ。

独立峰である富士山は風の影響を受けやすく、森林限界以上の遮蔽物のない斜面では体感温度がさらに低下する。適切な防寒対策がなければ低体温症のリスクが高い。ベースレイヤー、ミッドレイヤー、防水透湿性のアウターシェルを重ね着し、手袋、帽子、バラクラバで顔や頭部を保護すること。

夕方以降は天候が回復し晴れ間が広がる予報だが、気温はさらに低下し、夜間から翌早朝にかけては-6℃台まで冷え込む。視程不良の状況下で行動が遅れると危険が増す。計画的な行動と、高山病の兆候を感じたら無理なく引き返す判断が重要だ。