羊蹄山山頂は現在曇り、気温1.1℃、体感は-3℃。午前中は弱い霧雨が続き、気温は0℃前後で推移する。突風は最大17.2m/sに達する見込み。視程は2.9kmと限定的だ。積雪は無く、地面は濡れており、森林限界の1400mを越えた岩稜露出帯は滑りやすい。登山道全体で泥濘も発生しやすいだろう。

独立峰の羊蹄山は天候の急変と強風が特有のリスクとなる。特に森林限界以上では風の影響を強く受け、体感温度は日中を通して-3℃から-5℃となるため、低体温症のリスクが高い。比羅夫、真狩、京極、喜茂別の各ルートは長い直登が続くため、体力を消耗しやすい。山頂火口のお鉢めぐりも、視界不良や濡れた火口縁での滑落には細心の注意が必要だ。

ベースレイヤーは速乾性の化繊、ミッドレイヤーはフリース、アウターは防水透湿性シェルを必ず着用すること。手袋、帽子も必須装備だ。雨具は上下ともに必携。アイゼンやチェーンスパイクは不要だが、濡れた岩の上でのスリップに注意し、慎重な歩行を心がけたい。突風17.2m/sはバランスを崩す恐れがあるため、独立峰特有の稜線や火口縁では特に細心の注意を払うこと。視程2.9kmは行動に支障はないが、ガスが濃くなれば視界が効かなくなるため、こまめな現在地確認が重要となる。

午後からは降水が収まり、夕方には一時的にほぼ晴れとなる見込みだが、夜間から再び弱い霧雨の可能性もある。気温は夜間にかけて-2℃台まで冷え込むため、行動を続ける場合はさらなる防寒対策が必要だ。