剱岳山頂付近は霧雨、気温8.8℃、体感6.8℃で推移している。山麓との気温差は5.6℃。本日日中は終日雨の予報であり、午後にかけて降水量は増加し、突風も最大12.6m/sに達する見込みだ。この雨により、岩稜帯は全体的にウェットコンディションとなり、泥濘箇所も増える。残雪は確認されていない。

この状況下では、カニのタテバイ・ヨコバイ、別山尾根・早月尾根の鎖場といった険峻な岩稜や痩せ尾根は非常に滑りやすく、落石・滑落のリスクが日本最多級に高まる。ヘルメットは必携だが、濡れた手袋での鎖のグリップ力低下にも十分注意が必要だ。行動は極めて危険であり、一般の登山者には行動中止を強く推奨する。

標高2951.48mでの体感気温は6℃前後で推移するため、防水透湿性のレインウェア上下は必須。ベースレイヤーは速乾性のもの、ミッドレイヤーにはフリースなど保温性のあるものを選び、行動中も寒さを感じたら保温着をすぐ着用できるよう準備すること。雨に濡れ続けると低体温症のリスクが高まる。登山靴は濡れた岩場でのフリクション性能が高いものを選び、行動食でエネルギーを補給し続けること。

夕方から夜間にかけても雨は続き、気温は8℃前後で推移する。雷の予報は出ていないが、夏の山岳では急な雷雨に警戒が必要だ。特に岩稜帯での落雷は生命に関わる。