岩手山山頂は薄曇り。午前7時15分現在、気温12.4℃、体感12.6℃。山麓はほぼ晴れで21.2℃と、標高による大きな気温差がある。日中の山頂は霧雨が続き、湿度98から100パーセントで推移する見込み。風は弱いが、この高湿度と霧雨により体感温度は予報より低く感じられるだろう。特に森林限界を越えた登山道は濡れており、地面はウェットから泥濘状態となる。

午前の早い時間から夕方まで霧雨が継続する。防水透湿性レインウェアの上下は必須装備となる。行動中のレイヤリングは速乾性ベースに薄手フリースを基本とし、止まればすぐにレインウェアを羽織り、濡れと冷えを防ぐこと。手袋や帽子の着用も欠かせない。薬師岳火口周辺や、お鉢めぐりの火口縁は浮石が多く、霧雨で濡れると滑落リスクが高まる。足元に十分注意し、ストックの活用を推奨する。

日中の視程は1.5キロメートルと悪く、地形の把握が難しい。道迷いにも警戒が必要だ。低体温症のリスクは中程度。日中を通して気温は11〜12℃台で推移するが、高湿度と霧雨による濡れで体温が奪われやすい。濡れたウェアでの行動停止や休憩は避け、こまめな行動食摂取でエネルギーを補給し、濡れない工夫を徹底すること。雷や強風のリスクは低いが、独立峰のため天候の急変には常に注意を払う。

夜間にかけて霧雨は収まり、降水確率は低下する。気温は緩やかに下がり、翌未明には9.6℃となる。日中の行動は適切な装備と計画のもと可能だが、視界不良と濡れた路面、低体温症への意識を高く保ち、無理のない判断を心がけたい。