午前7時現在の十勝岳山頂は薄曇り、気温10.5℃、風速1m/s未満で穏やか。視程は3.1km。午前9時には快晴に好転し、気温は12.7℃まで上昇する見込み。風も引き続き穏やかな状態が続く。しかし、正午以降は弱い霧雨が始まり、15時には降水確率82%まで高まる。気温は14℃前後で推移するが、湿度90%台と非常に高く、体感温度は実際の気温より低く感じられるだろう。

地面コンディションは現在ドライだが、午後からの霧雨で望岳台コースや新得コースなど主要な登山道の岩場や木の根はウェットになり滑りやすくなる。特に望岳台コースの急登箇所では足元に注意が必要だ。十勝岳は大正噴火火口や新噴火口付近に火山ガス濃度が高い区間がある。湿度の高い状況ではガスが滞留しやすく、風も穏やかなため、体調の変化には一層の注意を払うこと。

山頂での体感気温は午前中9.9℃から12.7℃程度。午後も14℃前後だが、霧雨と高湿度で体感はさらに低くなる。ベースレイヤー、ミッドレイヤー(フリースや薄手ダウン)、防水透湿性のアウターシェル(雨具)の三層が必須装備となる。雷や強風のリスクは低いが、午後の霧雨で体が濡れることによる低体温症のリスクがある。行動中止は不要だが、雨具なしでの行動は不適。濡れたウェアはすぐに着替える準備をし、休憩時には防寒対策を怠らないこと。アイゼンやチェーンスパイクは不要だが、防水の登山靴は必須だ。

18時以降は降水が収まり、21時には薄曇りとなる。風もほぼ無風状態となるが、気温は8℃台まで低下する。夜間行動を予定する場合は、十分な防寒対策とヘッドライトが必要となる。