現在の羊蹄山山頂は曇り、体感温度は10.1℃。山麓との気温差は10℃以上ある。日中は弱い霧雨から弱い雨へと移行し、15時には降水確率が98%に達する。気温は10℃前後で推移するが、湿度87%の雨に濡れれば体感はさらに下がる。風速は弱いが突風は12m/sを超え、夜間には16m/sに達する見込みだ。

降水が続くため、地面はウェットから泥濘状態となる。特に比羅夫ルートや真狩ルートのような長い直登区間では、滑りやすく転倒のリスクが高まる。森林限界となる標高1400m以上では、独立峰特有の強風と雨に直接晒され、低体温症のリスクが著しく高まる。現在の視程は5.2kmだが、雨と霧で急速に視界が悪化する可能性が高い。お鉢めぐりなど、火口縁での行動は滑落リスクを伴い危険だ。

登山を検討している者は、防水透湿性のレインウェア上下を必須とし、フリースなどのミッドレイヤー、薄手のダウンや化繊綿の保温着、グローブ、帽子を必ず携行すること。体感気温は日中でも8℃台まで低下するため、十分な防寒対策がなければ行動は困難を極める。アイゼンやチェーンスパイクは不要だが、滑りやすい路面に対応できる靴を選ぶべきだ。

このコンディションでの登山は推奨しない。特に森林限界以上の行動は、低体温症や視界不良による道迷い、滑落といった複合的なリスクが高く、非常に危険な状況である。夜間にかけて気温は8℃台まで下がり、激しいにわか雨と突風が予想されるため、日没後の行動は絶対に控えること。