白馬岳山頂は現在8.8℃、体感は6.4℃と肌寒い。山麓との気温差は12.3℃あり、山頂は秋の気候であることを認識すること。日中はほぼ晴れが続き、最高気温は13℃まで上がる見込みだが、稜線では突風が11m/sに達する時間帯もあるため、防風対策は必須となる。ベースレイヤーの上にフリースなどのミッドレイヤー、そして防風防水のアウターシェルを常に携行し、休憩時にはさらに保温着を羽織る準備が必要だ。

地面コンディションは、積雪深0cmの予報から、大雪渓区間を除けば概ねドライな岩稜露出と判断できる。しかし、日本三大雪渓の一つである大雪渓は、夏期でも残雪が残り、スリップや落石のリスクを伴う。猿倉から白馬尻を経て頂上を目指すルートでは、軽アイゼンとピッケルまたはストックを必携し、慎重に通過すること。特に気温の上昇に伴い落石の危険性が増すため、上部からの落石にも常に注意を払う必要がある。

雷のリスクは低いが、15時頃に降水確率が27%まで上昇する。降水量は0mmの予報だが、夏山特有のにわか雨の可能性も考慮し、雨具は必ず携行すること。視程は現在1.4kmとやや霞んでいるが、大きな悪化は見られない。ただし、稜線のお花畑の美しい景色を楽しむためにも、地図とコンパス、GPSでの位置確認は怠らないこと。低体温症のリスクは適切な装備と行動管理で回避できるが、濡れによる冷えには十分注意が必要だ。