午前7時現在、トムラウシ山頂は視程1km未満の濃霧に覆われ、気温12℃、湿度96%となっている。体感気温は11.9℃。日中を通して霧雨が断続的に続き、15時頃までは降水確率が90%台と高い。気温は12℃から14℃台で推移する見込み。風は弱く、最大突風も6.3m/s程度で強風のリスクは低い。

霧雨と高湿度のため、登山道は全体的にウェットコンディション。特にロックガーデン(巨岩群)の岩肌は濡れて滑りやすくなっているため、足元には細心の注意が必要だ。この視程不良は、2009年遭難事故の要因の一つとなった濃霧による道迷いのリスクを増大させる。北沼や南沼といった天空湿原周辺の開けた場所や稜線部では、ルートファインディングに集中し、慎重な行動が求められる。

適切な防寒着と雨具は必須装備となる。体感は12℃前後だが、霧雨で体が濡れると体温を奪われやすい。速乾性のベースレイヤーにフリースなどの保温性ミッドレイヤー、そして防水透湿性の上下雨具を着用すること。予備の防寒着も携行すべきだ。アイゼンやチェーンスパイクは不要だが、濡れた岩場でのバランス確保のためストックは有効だろう。雷のリスクは低いが、低体温症と道迷いには厳重な警戒が必要な一日となる。日没後の18時以降は降水確率が下がり、夜半には曇りとなるが、濃霧は残る可能性がある。