利尻山山頂は現在、気温10.6℃、湿度96%の曇り。視程は1km未満と極めて不良だ。山麓との気温差は9.5℃と大きく、独立峰特有の低温環境にある。午前9時以降は弱い霧雨が断続的に予想され、午後にかけて降水確率は7割を超える。この海風による濃霧と霧雨は、利尻山のリスクとして常に考慮すべき要素だ。

今日の行動では、体感気温10℃前後での行動が続く。ベースレイヤーは速乾性の化繊またはメリノウール、ミッドレイヤーに薄手フリース、アウターには防水透湿性のレインウェア上下を必須とする。手袋と帽子も携行し、休憩時には積極的に着用すること。地面は霧雨によりウェットから泥濘状態に変化する。特に9合目から山頂の脆い火山礫は滑りやすく、視界不良と相まって滑落リスクが高まる。

雷や強風のリスクは低いが、高湿度と霧雨による低体温症には注意が必要だ。濡れたままの行動停止は避けること。視界不良のため、鴛泊コースや沓形コースなど主要ルートであっても道迷いの可能性が高まる。地図、コンパス、GPSを携行し、頻繁に位置確認を行うこと。無理な行動は控える判断も重要となる。夕方以降は降水が止む見込みだが、気温は9℃台まで低下する。引き続き防寒対策を怠らないこと。