午前7時半現在、トムラウシ山頂はほぼ晴れながら視程が1km未満と濃霧に包まれている。これはトムラウシ山特有の濃霧による道迷いリスクを強く示唆する。特に巨岩が点在するロックガーデン周辺ではルートを見失いやすい。山頂は気温7.5℃、体感は5.6℃と低く、山麓との気温差は5.4℃。本州3000m級に匹敵する厳しい気象条件である。

日中は9時で9.3℃、12時には11℃まで気温が上昇し、風も最大突風7.1m/sと比較的穏やかに推移する見込み。雷のリスクも低い。地面は降水がないためドライから一部ウェット状態。岩稜が露出している箇所が多い。体感5.6℃を考慮し、ベースレイヤーは速乾性、ミッドレイヤーはフリース、アウターには防水防風シェルが必須。行動中はこまめな着脱で体温調節に努めること。雨具上下、防寒着、手袋、帽子は必ず携行する。視程不良に備え、地図とコンパス、GPSは必携装備となる。アイゼンやチェーンスパイクは不要。

夕方18時頃から弱い霧雨が0.1mm予報されている。降水量は少ないものの、視程のさらなる悪化と地面のウェット化を招く可能性がある。トムラウシ山は日帰り困難なロングコースであり、2009年遭難事故のような気象急変も起こりうる。早めの行動開始と余裕を持った計画で、暗くなる前に下山を完了させること。視程不良による道迷いが今日最大の遭難リスクと判断する。