山頂現況は快晴、気温8.4℃、体感5.9℃。視程は20kmを超え、トムラウシ山深部の展望は良好だ。午前中は快晴が続き、9時には9.7℃、12時には10.4℃まで気温が上昇する見込み。風は穏やかだが、突風時には体感0℃前後まで冷え込む可能性がある。速乾ベース、フリース、防水シェルによる適切なレイヤリングで体温維持を図ること。

地面は概ねドライだが、北沼・南沼の天空湿原ではウェットや泥濘箇所もある。ロックガーデンなどの巨岩帯は露出しており、慎重な足運びが求められる。残雪やアイスバーンの心配はない。午前中の視界良好なうちに、核心部であるロックガーデンや天空湿原を通過し、早めに行程を進めるのが賢明だ。

午後に入ると弱い霧雨が始まり、15時には降水確率43%となる。降水量は少ないものの、視程が悪化し濃霧となる可能性が高い。2009年遭難事故の気象急変を教訓に、トムラウシ山では濃霧による道迷いのリスクが高いことを認識し、地図とコンパス、GPSを常に確認すること。雨具の携行は必須。

夕方から夜間にかけても弱い霧雨が続き、気温は5℃台まで低下する。風はさらに弱まる傾向だが、冷え込みと視界不良への備えは怠らないこと。このロングコースでは十分な行動時間と装備、そして状況判断力が命綱となる。