トムラウシ山頂付近は終日霧雨が続き、体感気温は3度から6度台で推移する。山麓との気温差は約9度あり、山頂付近は本州3000m級に匹敵する冷え込みだ。地面は常にウェットから泥濘状態。特にロックガーデンのような巨岩群では、濡れた岩で滑落の危険性が高まるため、慎重な足運びが求められる。

視程は現況で1.7kmだが、霧雨の継続によりさらに悪化する可能性が高い。トムラウシ山特有の濃霧での道迷いリスクに厳重な警戒が必要だ。北沼や南沼周辺の天空湿原は地形が単調になりやすく、ルートを見失いやすい。地図とコンパス、GPSを常に確認し、現在地把握を怠らないこと。

雷のリスクは低いが、霧雨と低い体感気温により低体温症のリスクは中程度。防水透湿性のレインウェア上下は必須装備だ。行動中も休憩時も、体が濡れることを防ぎ、体温低下を防ぐフリースやダウンなどの防寒着を必ず携行すること。グローブやニット帽で末端の冷えを防ぐ。

トムラウシ山は日帰り困難なロングコースであるため、行動が長引く可能性を考慮し、ヘッドランプと十分な保温着、非常食の携行を徹底すること。無理な行動は避け、天候悪化や体調不良を感じた際は引き返す勇気も必要だ。