山頂は現在、強い雪が降り続き、気温は-2.9℃、体感は-6.8℃と真冬並みの厳しい冷え込みだ。日中も氷点下の気温で推移し、視程は1km未満のまま回復しない。火山礫の急登は新雪が積もり、非常に滑りやすい状態にある。夏山シーズンだが、吉田口や富士宮口といった主要ルートでも、森林限界以上の遮蔽物のない斜面では強風と降雪に晒され、低体温症のリスクが極めて高い。
自動リスク判定では降雪強化と雪崩注意が出ている。新雪堆積による雪崩リスク上昇のため、急斜面や風溜まり地形への進入は絶対に避けるべきだ。今日の入山は中止が賢明である。もしやむを得ず行動する場合は、ベースレイヤーに速乾性、ミッドに厚手のフリースやダウン、アウターは防水透湿性素材の上下を着用し、厳冬期用グローブと帽子、ゴーグルは必須。軽アイゼンまたはチェーンスパイクも携行すること。
夜間にかけても降雪は続き、日付が変わる頃には気温が上昇し雨に変わる予報だ。同時に風も強まり、26日未明には突風が30m
静岡県・山梨県
富士山
Mt. Fuji
2026年6月25日 07:18 更新
夏富士は厳冬の様相。火山礫の急登は新雪で滑りやすい
Unexpected Winter Conditions on Mt. Fuji Summit. Heavy Snow, Limited
現在の気象状況 — Current Conditions
▲ 山頂エリア (Summit)
気温 Temp
-2.9°C
風速 Wind
2.5m/s
NE
天候 Weather
❄️ 強い雪
体感 Feels Like
-6.8°C
▼ 登山口・山麓エリア (Base)
気温 Temp
+11.7°C
風速 Wind
2.1m/s
NE
天候 Weather
🌧️ 強い霧雨
標高 Altitude
1,436m
山頂の3時間予報 — Summit Forecast
09:00
-3°C
3m/s
ENE
💧 1.5mm
(100%)
12:00
-2°C
2.4m/s
ENE
💧 0.2mm
(98%)
15:00
-1°C
2m/s
ENE
💧 1.4mm
(96%)
18:00
-1°C
0.9m/s
ESE
💧 3.2mm
(100%)
21:00
-1°C
1.7m/s
SW
💧 2.9mm
(92%)
00:00
+1°C
3.4m/s
SW
💧 4.3mm
(90%)
03:00
+1°C
5m/s
SW
💧 6.9mm
(92%)
気象分析 — Analysis Report
日本語
コンディション概ね良好 — 通常の山岳安全対策を実施すること
English
Conditions generally good — Conduct standard mountain safety measures
Unexpected Winter Conditions on Mt. Fuji Summit. Heavy Snow, Limited
山岳ガイド — Mountain Guide
概要 Overview
標高3,776mを誇る日本最高峰の独立峰。古くから信仰の対象として崇められ、2013年にユネスコ世界文化遺産に登録された。完璧に近い円錐形の山容は日本の象徴ともいえる存在で、夏期の山開き期間には国内外から年間20万人以上の登山者が訪れる。
特徴・地形 Features
完全な成層火山で、森林限界より上は赤茶けた火山礫の急斜面が続く。山頂には直径約780m、深さ約240mの大火口があり、お鉢めぐりは約1時間半。標高が高く酸素が薄いため、山頂の気温は夏でも氷点下になることがある。
ベストシーズン Best Season
山開き期間(例年7月上旬〜9月上旬)が一般登山シーズン。これ以外の時期は完全な冬山となり、ピッケル・アイゼン・耐寒装備と冬山経験が必須。
主要ルート Main Routes
吉田口(最人気・山小屋多数・標高差約1,500m)、富士宮口(最短ルート)、須走口(樹林帯の景観と砂走り)、御殿場口(最長・大砂走り)の4ルート。
注意点・危険箇所 Cautions
高山病・落石・強風が三大リスク。山開き期間外の登山は遭難率が極めて高く、熟練者でも事故が頻発。山小屋・登山道の混雑による渋滞にも注意。
アクセス Access
各登山口の五合目までバス・車でアクセス可能。マイカー規制期間中は専用シャトルバス利用。
※ 本ガイド情報は一般的な参考資料であり、最新の登山道状況・規制情報は各自治体・登山口の公式情報をご確認ください。