北岳山頂は現在薄曇り、気温3.5℃で体感は0.7℃。山麓との気温差は-9.9℃と大きく、標高差を意識した装備が必須となる。風は1m/s前後と穏やかだが、視程は1.5kmとやや限定的だ。日中を通して薄曇りから曇りの天候が続き、気温は3.4℃から4.8℃で推移する見込み。地面は積雪がなく、日中の降水もないため岩稜が露出している状態だが、薄曇りのため若干湿気を帯びる箇所もあるだろう。

行動中の体感は0.7℃だが、休憩時や風が強まれば急速に体温を奪われる。ベースレイヤーは速乾性のメリノウールまたは化繊長袖、ミッドレイヤーに薄手フリース、アウターには防水透湿性ハードシェル上下を基本とする。さらに軽量ダウンや化繊中綿ジャケットを携行し、防寒対策を徹底すること。アイゼンやチェーンスパイクは不要だが、雨具上下、グローブ、帽子は必須装備だ。

午後から夜間にかけて降水確率が上昇し、25日未明には弱い雨が予報されている。夜間の八本歯のコル付近など岩場を通過する際は、濡れた岩が滑りやすくなるため特に注意が必要だ。日中は雷のリスクは低いが、3000m級の稜線は雷雨に非常に脆弱であることを常に頭に入れ、空の変化には警戒を怠らないこと。夜間の気温は2℃台まで下がるため、長時間の行動は低体温症のリスクが高まる。早めの行動終了を強く推奨する。