剱岳山頂は薄曇り、気温4.4℃で体感1.6℃。風は穏やかで、突風も4.7m/sに留まっている。山麓との気温差は-5.6℃と大きく、標高を上げるにつれて体感温度は急速に低下する。日中は曇りが続くものの、午後にかけて降水確率は徐々に上昇し、12時には31%、15時には41%となる。

地面は積雪がなく、岩稜露出のドライコンディションが基本。しかし、湿度70%と午後の降水確率上昇を考慮すると、カニのタテバイやヨコバイ、別山尾根の鎖場や岩稜帯は濡れてグリップが低下する可能性がある。落石や滑落のリスクが日本最多級の剱岳において、岩が濡れることは特に注意が必要となる。ヘルメットは常時着用すること。

体感1.6℃に対し、ベースレイヤー、フリース等のミッドレイヤー、防水透湿性のアウタージャケットは必須。手袋と帽子も携行し、行動中もこまめな着脱で体温調整を怠らないこと。風が弱いため、現時点での低体温症リスクは低いが、停滞時や雨に濡れると体力を奪われる。雷や強風のリスクは低い。

今夜遅くから明日早朝にかけて、弱い霧雨から雨に変わる予報が出ている。25日03時には2.6mmの雨が予想されており、夜間から早朝にかけて行動する場合は雨具が必須となる。岩場はさらに滑りやすくなるため、行動はより慎重に進めること。