日中の幌尻岳は弱い霧雨が断続的に続き、山頂付近の体感気温は0℃前後で推移する。山麓は曇りだが、山頂との気温差は10℃近くあり、標高差による環境変化が大きい。降水が続くため、額平川コースの沢渡渉箇所は増水傾向にある。岩稜や土壌は全体的に濡れており、泥濘んでいる箇所も多いため、滑りやすい足元に十分な注意が必要だ。

行動中のレイヤリングは、ベースレイヤーに吸湿速乾性のもの、ミッドレイヤーにフリースや薄手のダウンジャケットを着用する。アウターには防水透湿性のレインウェア上下が必須となる。防水性の登山靴、手袋、帽子も携行し、濡れによる体温低下を防ぐこと。積雪は無いためアイゼンやチェーンスパイクは不要だ。

風は弱く、強風や雷のリスクは低い。しかし、霧雨と低い気温、高い湿度により、濡れた状態で行動を続けると低体温症のリスクは中程度に高まる。特に額平川コースでの頻繁な沢渡渉では濡れる可能性が高く、体温管理が重要となる。沢の増水状況を常に確認し、渡渉が困難と判断される場合は無理をせず引き返す判断も必要だ。夕方以降も気温は1℃台で推移するため、夜間の冷え込みにも備え、乾いた着替えと十分な保温着を持つこと。