幌尻岳山頂は曇り、視程は1km未満の状況が続いている。気温3.3℃、体感は0.8℃と日中でも氷点下に近い冷え込みだ。山麓との気温差は13.9℃と大きく、標高を上げるにつれて体感温度は急激に低下する。午前中から弱い霧雨が始まり、日中も断続的に続く予報で、夕方以降は降水確率が80%を超え、深夜には弱い雨に変わる。

地面はすでにウェット状態であり、この降水により額平川コースの沢渡渉箇所は泥濘化が進むだろう。20回を超える沢渡渉を要するこのコースでは、沢の増水リスクが常に伴う。特に午後から夜にかけて降水が強まるため、水量の増加に注意し、無理な渡渉は避ける判断が重要になる。

風は穏やかだが、気温の低さと湿度96%が相まって、濡れることによる低体温症のリスクは高い。ベースレイヤーは速乾性の化繊かメリノウール、ミッドレイヤーには厚手のフリースや薄手の中綿ジャケット、アウターには防水透湿性のシェルを上下で着用することが必須だ。防水グローブや帽子も携行し、万全の防寒・防水対策を怠らないこと。視界不良も続くため、カール地形などでのルートファインディングには細心の注意を払う必要がある。