現在の宮之浦岳山頂は強い雨が降り続き、視程は1km未満の濃霧に覆われている。気温は14.2℃だが、湿度97%の雨中行動では体感はさらに低く、低体温症のリスクが高い。山麓の淀川登山口周辺も強い雨で17.4℃と山頂より3℃以上高いが、雨量は変わらない。午前9時から正午にかけて降水量は20.8mmから27.3mmへとさらに増加し、突風も15.2m/sに達する予報が出ている。

この異常な多雨地帯である宮之浦岳では、今日の強い雨により沢の急増水が懸念される。特に淀川登山口からのルート上にある渡渉箇所は増水し、通行が困難になる可能性が高い。また、山頂付近では終日視程不良が続き、濃霧による道迷いのリスクが極めて高い。GPSと地形図を併用した慎重なルートファインディングが求められる。

今日の行動は極めて危険であり、入山は推奨しない。もし入山を強行するならば、ベースレイヤーには速乾性の化繊またはウール、ミッドレイヤーには薄手フリース、アウターには上下完全防水透湿性のレインウェアを着用し、予備のドライレイヤーを必ず携行すること。濡れた岩場は滑りやすく、転倒のリスクも増す。気温13℃台にまで下がる時間帯もあり、風と雨に長時間晒されることで低体温症に陥る可能性が高い。稜線での突風にも警戒が必要だ。

雨は15時頃から一時的に小康状態となるが、21時以降は再び雨脚が強まり、翌日早朝にかけて強い雨が続く予報となっている。悪天候からの撤退判断を遅らせないこと。