今日の北岳は日中を通して冷涼な一日となる。午前8時現在の山頂は2.7℃、体感は-0.9℃だ。山麓の広河原は14.1℃と暖かいが、稜線との気温差は11.4℃と大きい。午前中は快晴で視界も良好だが、正午頃には弱い霧雨が一時的に降る見込みで、降水確率は96%と高い。この時間帯は特に注意が必要となる。

地面は積雪がなく岩稜が露出している状態だ。正午の霧雨により岩場は一時的に濡れる。特に八本歯のコル付近のような岩場では、濡れた岩は滑りやすく、滑落リスクが一時的に高まる。慎重な足運びを心がけ、必要に応じて手袋で岩を掴むなどの対応をとること。突風は最大11.4m/s程度で、行動に支障が出るレベルではないが、稜線ではバランスを崩しやすいので注意が必要だ。

山頂の体感気温は0度前後で推移するため、低体温症のリスクに備え、適切な防寒対策が必須となる。ベースレイヤーに加え、フリースなどのミッドレイヤー、防水透湿性のアウターシェルは必ず携行すること。正午の霧雨に備え、レインウェア上下は必ず着用できるよう準備し、濡れる前に着用すること。休憩時にはダウンジャケットなどの保温着で冷えを防ぐ。アイゼンやチェーンスパイクは不要だ。

今夜から明朝にかけては氷点下まで気温が下がる。夜間の行動は極めて危険であり、今日の行動は日中に終え、安全な山小屋で過ごすことが賢明だ。