富士山頂は現在快晴、視程良好だが、気温は-0.7℃で体感は-4.1℃。山麓との気温差は15.5℃あり、山頂は夏山シーズンでも厳冬期の様相を呈している。午前中は概ね快晴が続くが、突風は9.1m/sに達する見込み。この時間帯に行動を開始する者は、既に厳重な防寒対策が必要だ。
正午頃から天候は下り坂に向かう。12時には弱い霧雨、15時には弱い雪が降り始め、気温は0℃前後で推移する。特に「5合目から始まる火山礫の急登」は、この降水・降雪で地面が非常に滑りやすくなる。また「山頂火口お鉢めぐり」は遮蔽物がなく、午後の突風11.3m/sと視界悪化が重なると、行動は困難を極める。早めの行動開始、そして悪化が予想される午後の早い時間帯での撤退を強く推奨する。
標高3766.43mでは、日中の突風を考慮すると体感気温は-5℃から-10℃近くまで下がる。ベースレイヤーは吸湿速乾性のあるメリノウールまたは化繊、ミッドレイヤーにフリースや薄手のダウン、アウターは防水透湿性のあるハードシェルを上下で着用すること。手袋、ニット帽、ネックウォーマーは必須。地面は濡れて滑りやすくなるため、軽アイゼンまたはチェーンスパイクの携行も検討したい。雷のリスクは低いが、低体温症と強風による行動困難のリスクは非常に高い。
夜間にかけて気温はさらに低下し、13日未明には-4.5℃の快晴となる。日没後の行動は凍傷や低体温症のリスクを伴うため、絶対に避けること。
静岡県・山梨県
富士山
Mt. Fuji
2026年6月12日 07:49 更新
富士山頂 午後から雪。夏でも氷点下の独立峰
Summit clear this morning, but expect afternoon snow and freezing temperatures.
現在の気象状況 — Current Conditions
▲ 山頂エリア (Summit)
気温 Temp
-0.7°C
風速 Wind
1.1m/s
W
天候 Weather
☀️ 快晴
体感 Feels Like
-4.1°C
▼ 登山口・山麓エリア (Base)
気温 Temp
+14.8°C
風速 Wind
0.4m/s
ESE
天候 Weather
🌤️ ほぼ晴れ
標高 Altitude
1,436m
山頂の3時間予報 — Summit Forecast
09:00
0°C
1.1m/s
W
💧 0mm
(41%)
12:00
0°C
1.9m/s
SW
💧 0.4mm
(98%)
15:00
0°C
1.6m/s
WSW
💧 0.1mm
(100%)
18:00
-2°C
1.6m/s
S
💧 0.9mm
(100%)
21:00
-3°C
1.8m/s
WSW
💧 0mm
(63%)
00:00
-4°C
2.1m/s
NW
💧 0mm
(20%)
03:00
-5°C
1.3m/s
NW
💧 0mm
(0%)
気象分析 — Analysis Report
日本語
コンディション概ね良好 — 通常の山岳安全対策を実施すること
English
Conditions generally good — Conduct standard mountain safety measures
Mount Fuji summit is currently clear with good visibility, but the temperature is -0.7°C, feeling like -4.1°C. The significant temperature difference of 15.5°C from the base indicates winter-like conditions despite the summer season. Clear skies are expected through the morning, but gusts could reach 9.1m/s. Those starting their ascent now must be prepared with serious cold weather gear.
Weather conditions are expected to deteriorate from noon. Light drizzle will begin around 12:00
Weather conditions are expected to deteriorate from noon. Light drizzle will begin around 12:00
山岳ガイド — Mountain Guide
概要 Overview
標高3,776mを誇る日本最高峰の独立峰。古くから信仰の対象として崇められ、2013年にユネスコ世界文化遺産に登録された。完璧に近い円錐形の山容は日本の象徴ともいえる存在で、夏期の山開き期間には国内外から年間20万人以上の登山者が訪れる。
特徴・地形 Features
完全な成層火山で、森林限界より上は赤茶けた火山礫の急斜面が続く。山頂には直径約780m、深さ約240mの大火口があり、お鉢めぐりは約1時間半。標高が高く酸素が薄いため、山頂の気温は夏でも氷点下になることがある。
ベストシーズン Best Season
山開き期間(例年7月上旬〜9月上旬)が一般登山シーズン。これ以外の時期は完全な冬山となり、ピッケル・アイゼン・耐寒装備と冬山経験が必須。
主要ルート Main Routes
吉田口(最人気・山小屋多数・標高差約1,500m)、富士宮口(最短ルート)、須走口(樹林帯の景観と砂走り)、御殿場口(最長・大砂走り)の4ルート。
注意点・危険箇所 Cautions
高山病・落石・強風が三大リスク。山開き期間外の登山は遭難率が極めて高く、熟練者でも事故が頻発。山小屋・登山道の混雑による渋滞にも注意。
アクセス Access
各登山口の五合目までバス・車でアクセス可能。マイカー規制期間中は専用シャトルバス利用。
※ 本ガイド情報は一般的な参考資料であり、最新の登山道状況・規制情報は各自治体・登山口の公式情報をご確認ください。