ニセコアンヌプリ山頂は現在、強い霧雨に包まれ、気温は4.7℃、体感は2℃まで冷え込んでいる。湿度は96%と高く、視程は4.2kmだが、霧雨により実際にはさらに悪い状況だ。日中を通して霧雨から弱い雨が続き、夕方には雨量が増す予報。積雪は無く、地面は継続的な降雨で泥濘化し、岩稜露出箇所を含め非常に滑りやすい。

この気象条件下では低体温症のリスクが高い。気温は低いが風速は比較的穏やかであるものの、高い湿度と霧雨で体が濡れ、体温が奪われやすい。行動中は発汗し、休憩時に冷えることで急速に体力が消耗する。速乾性のベースレイヤー、濡れても保温力を保つミッドレイヤー、そして完全防水のレインウェア上下は必須装備だ。防水手袋も欠かせない。

ニセコアンヌプリの稜線アクセスを計画している場合、視界不良と滑りやすい路面による滑落リスク、そして低い気温による低体温症リスクを考慮し、慎重な判断が求められる。軽アイゼンやチェーンスパイクは不要だが、不安定な足元を支えるためトレッキングポールは有効だろう。無理な行動は避け、天候の回復を待つのが賢明だ。夕方以降は雨量が増し、夜間には風向が北西に変わり風の影響も考慮する必要がある。