現在の鳥海山山頂は気温2.3℃、体感は-2.6℃。湿度92%で視程1.3kmと悪い。山麓との気温差は11.7℃あり、山頂付近は既に厳しい冷え込みだ。日中は弱い霧雨が続き、12時には降水0.9mm、夕方まで霧雨が予測されている。気温は3℃台で推移するが、風速5m/s前後、突風は27.9m/sに達する予測だ。

地面は霧雨と高湿度により、岩稜は濡れて滑りやすく、土壌は泥濘化している箇所が多いだろう。残雪は確認されておらず、岩稜露出が主となる。この状況下では、鉾立コースや湯ノ台コースからの長い稜線ルートは特に危険だ。日本海からの強風と霧が視界を奪い、突風でバランスを崩し滑落するリスクが高い。特に新山周辺の岩塊地帯では、濡れた岩のグリップ不良と強風による体感低下が低体温症を招く。

体感気温は現況で氷点下、霧雨と強風が続けばさらに低下する。低体温症のリスクが極めて高いため、防水透湿性のシェル上下、厚手のフリースなどの中間着、吸湿速乾性のベースレイヤーは必須だ。さらに防水性の手袋と帽子、休憩時の予備保温着が不可欠となる。アイゼンやチェーンスパイクは不要だが、滑りやすい岩場での足元には十分な注意が必要だ。今日の突風27.9m/sは行動中止を判断すべきレベルであり、視界不良と相まって稜線での行動は極めて危険だ。