トムラウシ山頂は午前7時15分現在、快晴で視界は良好。気温2.3℃、体感は氷点下0.9℃。山麓との気温差は11.3℃。日中は曇り基調で推移し、正午頃には気温6.5℃まで上昇する見込み。風は穏やかで、体感はプラス域で推移する。

日中の気温上昇により、標高2133.35m付近の残雪は緩む。特にロックガーデンや北沼・南沼の天空湿原周辺では、雪が腐り足元が不安定になるだろう。日中の融雪水が夜間には凍結し、アイスバーンとなる箇所が出現するため、アイゼンは必須装備となる。自動リスク判定にある通り、予報期間中に9℃の急激な気温低下が見込まれる。夕方から夜間にかけては気温が0℃を下回り、翌朝3時には-4.6℃まで冷え込むため、行動中の急変に備え、防寒レイヤーは必ず1枚多めに携行すること。

レイヤリングは、吸湿速乾性のベースに、フリースや薄手ダウンなどのミッドレイヤー、防水透湿性シェルを基本とする。夜間行動や停滞を考慮し、厚手のダウンジャケットなど厳冬期に準じた保温着も準備が必要だ。この山域は日帰り困難な距離であり、本州3000m級に匹敵する気象条件となる。2009年の遭難事故に見られるような気象急変のリスクも常に念頭に置き、引き返しの判断は早めに行うこと。雷や強風のリスクは低いが、低体温症には厳重な注意が必要だ。