午前7時現在、幌尻岳山頂は0.4℃、体感は-3.5℃を示している。山麓は14.1℃と温暖で、両者には13.7℃もの気温差がある。日中は快晴となり気温は上昇傾向にあり、午後3時には山頂で5.3℃まで上がる見込みだ。しかし、この時間帯の突風は最大10.3m/sに達し、稜線での体感は氷点下となるため、十分な防風対策が必須となる。

気温上昇に伴い、額平川コースでは沢の水量が増す可能性がある。20回を超える沢渡渉が続くこのルートでは、増水により渡渉不能となるリスクも考慮し、慎重なルート選定と装備が不可欠だ。山頂直下のカール地形や北斜面には残雪が残っている可能性が高く、雪解けによる泥濘も発生しやすい。軽アイゼンやチェーンスパイク、防水性の高い靴、そしてストックの携行を推奨する。

低体温症のリスクは日中の体感気温が氷点下になる時間帯があるため常に存在する。速乾性ベースレイヤー、フリースなどのミッドレイヤー、防水透湿性アウターシェルを基本とし、予備の保温着を必ず携行すること。ヒグマの活動期でもあるため、熊鈴やスプレーなど十分な対策を講じること。