山頂付近は曇り、視程2.1kmと見通しが良くない。日中の気温は0℃から4℃台で推移するが、風の影響で体感は氷点下になる時間帯もある。特に羅臼岳は5月でも残雪が多く、夏期限定登山とされながらも標高の高い場所や沢筋では雪渓が残っている可能性が高い。積雪深は0cmとあるが、これは観測地点のデータであり、雪渓上の滑落には十分な注意が必要だ。軽アイゼンやチェーンスパイクの携行を強く推奨する。

風は日中を通して比較的穏やかだが、知床特有の海風により濃霧が発生しやすく、視程の悪化や急な天候変化には警戒が必要だ。18時頃からは弱い霧雨の予報もあり、防水透湿性のシェルは必ず携行すること。地面はウェットから泥濘、残雪が混在すると推測される。

低体温症のリスクは、適切なレイヤリングと行動管理で低減できるが、休憩時や風に晒される稜線では体感気温が大きく下がるため、保温着は必須だ。ヒグマ生息地であるため、フードロッカーの携行はもちろん、熊鈴やスプレーなど十分なヒグマ対策を講じること。夜間にかけては風がやや強まり、北西の風が突風11.2m/sまで吹く予報だ。行動は日中にとどめ、早めの撤退を心がけたい。