現在の羊蹄山山頂は曇り、気温1.7℃、体感は-2.6℃。南寄りの風が強く、突風は14.4m/sに達している。山麓との気温差は10℃以上あり、山頂付近は依然として冬の様相だ。日中は気温が徐々に上昇するが、12時には突風が18.7m/sに達する見込み。体感気温は日中を通して氷点下付近を推移するため、適切な防寒対策が必須となる。

積雪深は0cmで降水も予報されていない。地面は基本的にはドライだが、独立峰特有の強風により、比羅夫ルートや真狩ルートの森林限界(標高1400m付近)を越えた開けた斜面では、巻き上げられた土埃や小石に注意が必要だ。レイヤリングは、ベースに速乾性の化繊またはメリノウール、ミッドにフリースや薄手のダウン、アウターは防風・防水性のシェルを着用すること。グローブ、帽子、ネックウォーマーも必ず携行する。アイゼンやチェーンスパイクは不要だが、グリップ力の高いトレッキングシューズが望ましい。

今日の突風18.7m/sは行動困難なレベルであり、特に山頂火口縁のお鉢めぐりなど、遮るもののない場所では滑落のリスクが著しく高まる。強風下での長時間の行動は低体温症のリスクを高めるため、こまめな休憩と栄養補給を怠らないこと。風を避ける場所での撤退判断も重要となる。雷のリスクは低いが、夕方以降は風が弱まるものの気温は低下し、夜半には0℃、翌早朝には-0.6℃まで冷え込む。翌早朝の弱い霧雨予報も、濡れることで体感温度が下がるため注意が必要だ。