山頂は薄曇りで気温一度、体感は氷点下三度八分。日中にかけて突風が毎秒十七メートルから二十メートルを超え、体感気温は氷点下二度から三度で推移する。稜線での行動は厳しく、ホワイトアウトの危険性も高まる。防風防水のアウターレイヤーは必須。ミッドレイヤーで保温を徹底すること。

現在の積雪深は五十七センチ。日中のプラス気温で雪は緩み、沢や斜面からの融雪が進む。日高の深い原生林を縫う額平川コースでは、沢の水量が増している可能性が高い。二〇回を超える沢渡渉は、足元が不安定で滑りやすく、特に慎重な判断が求められる。一部残雪箇所ではアイスバーンになっている場合もあり、軽アイゼンやチェーンスパイクを携行すること。ピッケルも有効だ。ヒグマの活動期に入っており、鈴やスプレーの携行、複数人での行動を推奨する。

夕方以降は気温が氷点下まで下がり、風は次第に弱まるが、依然として体感は厳しい。低体温症のリスクは終日高く、行動中の体調管理とこまめな休憩が重要となる。