北岳山頂は薄曇り、午前7時15分で気温10.4℃、体感は8.9℃。山麓とは10℃以上の顕著な気温差がある。日中はほぼ晴れに転じ、気温は13℃前後まで上がる見込みだ。風も弱く、穏やかな登山日和となるだろう。ただし、正午から午後にかけて降水確率が80%台と高く、ガスや霧の発生には注意が必要だ。視程の悪化に備え、地図とコンパス、GPSの確認は怠らないこと。

地面コンディションはドライ基調だが、日陰や水場付近では湿った箇所や泥濘が予想される。特に八本歯のコル付近の岩場では、湿った岩でスリップしやすい。慎重な足運びを心がけてほしい。積雪やアイスバーンの心配はないため、アイゼンやチェーンスパイクは不要だ。

レイヤリングとしては、吸湿速乾性のベースレイヤーの上に、フリースや薄手ダウンなどのミッドレイヤーを着用し、防水透湿性のアウターシェルを必ず携行すること。稜線での行動や休憩時には、体感気温が下がるため、すぐに羽織れる防寒着が必須となる。突風も最大5.7m/s程度で、強風による行動制限のリスクは低い。雷のリスクも低いが、天候の急変には常に警戒すること。

夜間にかけても気温は7℃台までしか下がらず、低体温症の直接的なリスクは低い。しかし、日没後の急激な冷え込みに備え、ダウンジャケットなどの保温着を用意したい。ヘッドランプも必ず携行し、早出早着を基本に計画を立てること。