剱岳山頂は快晴で視程20km以上、無風に近い穏やかな朝を迎えている。気温は11.8℃、体感10.8℃と行動しやすい状況だ。山麓との気温差は約6℃。この午前中の好天を利用し、カニのタテバイやヨコバイといった核心部の岩稜帯は早めに通過したい。現在は岩稜露出でドライコンディションだが、午後12時頃から弱い霧雨が始まり、15時には降水確率が59%に上昇する。岩場は濡れると滑りやすくなり、落石のリスクも増大するため、特に別山尾根の鎖場や痩せ尾根では一層の慎重な行動が求められる。ヘルメットは必携だ。

予報期間中に気温が最大6℃低下する見込みがある。特に夕方以降は気温が10℃を下回り、翌早朝には7.4℃まで冷え込む。行動中の急な体感温度変化に備え、ベースレイヤーに加えフリースなどのミッドレイヤー、防水透湿性のアウターを必ず携行すること。休憩時や悪天時には必ず着用し、低体温症を避ける。

現在の穏やかな気象状況は午後には変化する。最大突風は4.6m/sと強風のリスクは低い。雷の予報も出ていない。しかし岩場の濡れと気温低下が主要なリスクとなるため、引き返しの判断は早めに行い、無理な行動は避けること。