午前7時30分現在、槍ヶ岳山頂は薄曇りで体感気温は1.8℃。視程は20km以上と良好だが、山麓との気温差は10℃以上開いている。日中は気温が徐々に上がるが、稜線は風の影響で体感はさらに低い。ベースレイヤーの上にフリースや薄手ダウンなどのミッドレイヤー、そして防水透湿性のアウターシェルは必須となる。行動中の発汗を考慮し、こまめな調整が求められる。停滞時や夕方以降の冷え込みに備え、保温着も必ず携行すること。

地面は岩稜露出でドライコンディション。積雪やアイスバーンの心配はない。しかし午後は降水確率が急速に高まり、12時には63%、15時には96%に達する。18時には霧雨が予想されており、穂先の鎖場や梯子は濡れると滑りやすくなる。山頂直下の落石リスクも常に存在する中で、濡れた岩場はさらに危険度を増すため、午後の降水が始まる前に穂先通過を完了させたい。

風は日中を通して穏やかで強風のリスクは低い。雷の自動リスク判定に顕著な警戒値は出ていないが、午後の降水確率上昇は夕立・雷の急変につながる可能性も孕む。常に空の状況に注意を払い、無理のない行動を心がけること。雨具は必ず携行し、濡れによる低体温症に備えることが重要だ。