午前7時現在、幌尻岳山頂は曇り、視程は1km未満と低い。気温は7.2℃、体感は5.5℃。山麓との気温差は9℃以上あり、既に山頂付近は肌寒い。日中は曇りが続き、正午には10.9℃まで上昇するものの、午後3時頃からは弱い霧雨が始まり、降水確率も73%に高まる。これに伴い、地面はウェットから泥濘状態となるだろう。

今日の最大のリスクは沢の増水だ。午後からの霧雨と、日高山脈特有の深い原生林を流れる沢の水位は、わずかな降水でも急激に変化する。額平川コースの20回を超える沢渡渉においては、水量増加による渡渉不能のリスクを常に意識し、引き返しの判断を早めに行うべきだ。また、山頂付近のカール地形では視界不良が継続する可能性が高く、ルーファイには細心の注意が必要となる。

【急激な気温低下】の自動リスク判定も出ている。予報期間中に7℃の低下が見込まれるため、行動中の急な冷え込みに備え、出発時から防寒レイヤーを一枚多めに携行すること。体感気温は行動中も5℃から10℃程度で推移し、稜線や風の当たる場所ではさらに冷え込む。防水透湿性の雨具上下、防水性の登山靴、そして予備のフリースや薄手ダウンは必須装備だ。ヒグマ密集地であるため、熊鈴や熊スプレーなどの対策も怠らないこと。

夜間にかけて気温はさらに低下し、翌早朝には3℃まで冷え込む予報だ。濡れた状態での停滞は低体温症のリスクを高める。適切な装備と、変化する天候への柔軟な対応が、今日の幌尻岳登山には不可欠である。