トムラウシ山頂は現在、気温4.7℃、体感2.4℃、視程1km未満の曇り。山麓は弱い霧雨で11.6℃。標高差による気温低下が著しい。日中は弱い霧雨からにわか雨が断続的に降り、午後にかけて降水確率は75%から96%に上昇する。気温は日中を通じて6℃から4.4℃へと徐々に低下し、体感は常に氷点下に近い状態が続く。適切な防寒・防水レイヤリングとして、速乾性ベース、フリースなどのミッド、防水透湿性アウター上下は必須。グローブとニット帽も携行すること。

地面は継続的な降水と高湿度により、全域でウェットかつ泥濘状態が予想される。特にロックガーデンの巨岩帯は濡れて滑りやすくなっているため、転倒に十分注意が必要だ。アイゼンやチェーンスパイクは不要だが、防水性の高い登山靴は必須となる。視程1km未満の濃霧は一日中続き、トムラウシ山特有の「濃霧での道迷い」リスクが極めて高い。特にロックガーデンや北沼・南沼周辺の広大な湿原では、進路を見失いやすく、2009年の遭難事故のような気象急変と重なれば重大な危険を招く。

雷のリスクは低いが、気温低下と継続的な降水による低体温症のリスクは高まる。体が濡れると体感はさらに低下し、行動停止や緊急避難を強いられる可能性がある。本日は日帰り困難なロングコースである点を踏まえ、視程不良と低体温症リスクを考慮すると、今日の入山は極めて慎重な判断が求められる。引き返す勇気を持つこと。夜間にかけても雨は続き、気温は23日03時には1.1℃まで下がるため、夜間の行動は厳重な警戒が必要となる。