利尻山山頂は現在、気温0.4℃、体感は-5.5℃。東寄りの風が6.75m/s、突風は16.5m/sに達している。日中も気温は0℃から2℃台で推移するが、突風は16m/s台が継続する見込みだ。海抜0mからそびえる独立峰の特性上、稜線は終日強い海風に晒され、体感温度は氷点下で推移する。

特に9合目から山頂にかけての脆い火山礫が露出する地形では、強風により細かい砂塵が舞い上がり、一時的に視界が悪化する可能性がある。鴛泊コースなどで山頂を目指す場合は、足元の不安定さに加え、風による体感の低下と視界への影響を考慮し、慎重な行動が求められる。

低体温症のリスクを避けるため、ベースレイヤーは速乾性、ミッドレイヤーは保温性のあるフリースや薄手ダウン、アウターは防風性の高い防水シェルを必ず着用すること。手袋と帽子も必須だ。降水はなく地面はドライからウェットだが、強風対策として雨具は携行すべきだ。アイゼンやチェーンスパイクは不要。

夕方以降は気温がさらに低下し、夜間は-2℃台まで冷え込む。日中の行動を基本とし、無理な夜間行動は避けること。視程は良好だが、海風による濃霧の発生にも常に注意を払い、天候の変化に備える必要がある。