現在の羅臼岳山頂は気温12.2℃、体感11.4℃。視程は1km未満と海風による濃霧の影響が強く出ている。山麓との気温差は10℃以上あり、体感は大きく異なる。日中は薄曇りへと推移し、気温は14℃前後まで上昇するが、終日視界不良が続く可能性が高い。岩尾別コースや羅臼コースで稜線へ出る際は、ルートを見失わないよう細心の注意が必要となる。

地面は降水がなく、積雪も確認されないため、岩稜露出部が主体でドライコンディション。一部湿った箇所はあるが、泥濘や滑りやすい雪渓は無い。アイゼンやチェーンスパイクは不要。ただし、ヒグマ生息域であるため、フードロッカーの携行と適切な熊対策を怠らないこと。

予報期間を通じて8℃の急激な気温低下が見込まれる。18日夕方以降は気温が9℃台、夜間から翌早朝にかけては5℃台まで冷え込む。行動中の体感温度低下に備え、吸湿速乾性のベースレイヤーに薄手フリースなどのミッドレイヤー、そして防風性のあるシェルを携行すること。休憩時や風が吹く状況ではフリースを着用し、防寒対策を徹底する。

低体温症のリスクは夜間にかけて高まる。日中の突風は最大7.5m/s程度で行動に支障はないが、視界不良と気温低下が重なれば判断を誤る危険がある。早めの行動開始と引き返しの判断が重要となる一日。