トムラウシ山頂は現在曇り、気温は8.4℃、体感5.6℃。風は穏やかだが、日中を通して雲が優勢な状況が続く。山麓との気温差は8.8℃あり、標高を上げるにつれて体感温度は大きく下がる。特にロックガーデンのような巨岩群では、濡れた岩の上で転倒や滑落のリスクが高まる。足元は全体的にウェットコンディションで、滑りやすい箇所が多いだろう。

午後の15時頃には降水確率が47%まで上昇し、突風が8.7m/sに達する見込み。この時間帯の体感気温は0℃近くまで冷え込む可能性があるため、防寒対策は必須だ。ベースレイヤーの上にフリースなどのミッドレイヤー、そして防風防水のアウターシェルを必ず着用すること。手袋と帽子も携行し、休憩時は薄手のダウンジャケットなどで体温を維持すること。2009年遭難事故で示された気象急変の可能性も常に念頭に置く必要がある。

アイゼンやチェーンスパイクは不要だが、雨具の上下は必ず携行すること。日帰り困難なロングコースであることを理解し、早朝出発を基本とする。北沼や南沼の天空湿原では風の影響を受けやすく、体感温度がさらに低下する。行動中はこまめに水分と行動食を補給し、低体温症のリスクを避けること。視程は良好だが、気象が急変すれば濃霧による道迷いの可能性も考慮する。

夕方以降は風が弱まり、夜間にかけて気温は5℃前後まで落ち着くが、日中行動の疲れが出やすい時間帯だ。行動計画には十分な余裕を持たせ、早めの判断で安全を確保すること。