今日の北岳は午前中から晴天が広がり、高山日和となる。山頂の現況は気温2.1℃、体感は氷点下0.8℃。山麓の広河原と比較すると約10℃の気温差があり、標高を上げるにつれて体感は大きく変わるため、入山時は十分な防寒対策が必要だ。日中にかけて気温は緩やかに上昇し、15時には6.2℃まで上がる見込みだが、稜線では風の影響で常に肌寒い感覚があるだろう。

地面は積雪がなく岩稜が露出している状態だ。降水も予報されていないため、全体的にドライなコンディションが予想されるが、日陰や湿った箇所では泥濘に注意が必要となる。特に八本歯のコル付近の岩場では、凍結の心配はないものの、浮石や濡れた岩に足元を取られないよう、慎重に通過すること。

装備は吸湿速乾性ベースレイヤーの上にフリースや薄手ダウンなどのミッドレイヤー、そして防風防水のアウターシェルを重ねるのが基本となる。日中の行動でもグローブ、ニット帽は必携だ。アイゼンやチェーンスパイクは不要。12時の降水確率は75%と高いが、降水量は0mmのため、一時的な霧や小雨程度と見て良い。雷のリスクは低い。

強風の心配はないが、15時には突風が最大8.2m/sを観測する時間帯がある。稜線での行動中は風による体感気温の低下に注意し、休憩時はすぐに防寒着を羽織ること。日没後は気温が氷点下まで下がるため、行動が遅れる場合はヘッドライトと厳冬期対応の防寒着を準備する。低体温症のリスクは適切な装備があれば低いが、行動停止時は体温管理を徹底したい。