羅臼岳山頂は現在、気温マイナス1度、体感マイナス4度、視程1キロメートル未満の濃霧に覆われている。湿度99パーセントと高く、濡れることで体感はさらに低下する。日中の気温は氷点下から0度前後で推移し、午後12時頃から弱い霧雨が降り始める予報だ。山麓との気温差は11度以上あり、高所での低温対策は必須となる。
羅臼岳山頂周辺の岩稜帯は、この低温と高湿度、午後の霧雨により非常に滑りやすい状態となる。岩稜の窪みや風下では薄い氷膜が形成される可能性も考慮しなければならない。積雪深は0センチメートルだが、日当たりの悪い箇所に残る雪渓上では滑落リスクが依然として存在する。行動は羅臼コース、岩尾別コースいずれも慎重に進むべきだ。視界不良が続くため、GPSと地図による現在地確認は徹底すること。
必要な防寒レイヤリングは、速乾性のベースレイヤーにフリースなどのミッドレイヤー、そして防水透湿性に優れたハードシェルが必須である。手袋とニット帽も必ず着用すること。装備としては、防水性の雨具上下、防水手袋、保温ボトルは不可欠だ。雪渓通過に備え、チェーンスパイクの携行も検討したい。日中の突風は最大8.1メートル毎秒と行動を阻害するレベルではないが、体感気温を下げる要因となる。
夕方18時以降は降水確率が88パーセントから100パーセントに上昇し、霧雨から雨へと本格化する。夜間にかけて降水量は増加し、気温は氷点下で推移するため、行動が遅れる場合はさらに厳しい状況となる。特に夜間は岩稜の凍結リスクが高まるため、日中の行動終了を厳守すること。
北海道
羅臼岳
Mt. Rausu
2026年6月8日 07:04 更新
羅臼岳 濃霧の岩稜 氷点下の雨
Rausu-dake summit shrouded in dense fog and freezing drizzle. Expect wet, cold
現在の気象状況 — Current Conditions
▲ 山頂エリア (Summit)
気温 Temp
-1°C
風速 Wind
1.4m/s
SSE
天候 Weather
☁️ 曇り
体感 Feels Like
-4°C
▼ 登山口・山麓エリア (Base)
気温 Temp
+10.1°C
風速 Wind
3.6m/s
SE
天候 Weather
☁️ 曇り
標高 Altitude
219m
山頂の3時間予報 — Summit Forecast
09:00
0°C
1.7m/s
SSE
💧 0mm
(22%)
12:00
+1°C
2m/s
SE
💧 0.1mm
(59%)
15:00
0°C
2.3m/s
SSE
💧 0.1mm
(76%)
18:00
-1°C
2.2m/s
SE
💧 0.6mm
(88%)
21:00
-1°C
2.5m/s
ESE
💧 1.3mm
(100%)
00:00
-1°C
2.7m/s
E
💧 3.1mm
(100%)
03:00
-1°C
3.2m/s
E
💧 7.7mm
(100%)
気象分析 — Analysis Report
日本語
コンディション概ね良好 — 通常の山岳安全対策を実施すること
English
Conditions generally good — Conduct standard mountain safety measures
Rausu-dake summit currently experiences minus 1 degree Celsius, a real feel of minus 4 degrees Celsius, and dense fog with visibility less than 1 kilometer. The high humidity of 99 percent will make the cold feel even more severe when wet. Daytime temperatures are forecast to hover around freezing, with light drizzle expected to start around 12:00 PM. The temperature difference from the base is
山岳ガイド — Mountain Guide
概要 Overview
北海道目梨郡羅臼町の標高1,661m、知床半島の最高峰。世界自然遺産・知床国立公園の核心部に位置し、原生林と火山地形、ヒグマの生息地としても知られる険峻な百名山。
特徴・地形 Features
知床連山の主峰として東西に稜線を伸ばす。ハイマツ帯・お花畑・火山礫の多様な植生。山頂直下は急峻な岩稜帯で、知床海岸線を一望する絶景。
ベストシーズン Best Season
7月中旬〜9月中旬の限られた期間。それ以外は積雪・残雪期。雪渓は8月でも残ることが多い。
主要ルート Main Routes
岩尾別コース(最一般的)、羅臼コース(知床峠から)、硫黄山縦走(上級・連泊)。
注意点・危険箇所 Cautions
ヒグマ遭遇率が高いためフードロッカー・ベアスプレー必携。海風による濃霧・天候急変。雪渓上の滑落注意。
アクセス Access
JR釧網本線知床斜里駅・ウトロ温泉からバス。岩尾別温泉が登山口。
※ 本ガイド情報は一般的な参考資料であり、最新の登山道状況・規制情報は各自治体・登山口の公式情報をご確認ください。